📚この記事でわかること
- ✅ イヤイヤ期は実は1歳から始まる理由
- ✅ パパが実際にやってみて効果があった7つの接し方
- ✅ やってはいけないNG対応
- ✅ イヤイヤ期は「非認知能力」が育つチャンスである理由
「うちの子、もうイヤイヤ期?まだ1歳なのに早すぎる…?」
そんな不安を抱えているパパママへ。
我が家の1歳5ヶ月の息子も、最近「イヤ!」「やめて!」が増えてきました。
「魔の2歳児」と聞いていたので2歳まではのんびりだと思っていたのですが、調べてみるとイヤイヤ期は1歳半頃から始まるのが普通だと知り、安心しました。
この記事では、パパ目線で実際にやってみて効果があった7つの接し方を、リアルな体験談とともにご紹介します。
イヤイヤ期はいつから?1歳でも始まる理由
一般的にイヤイヤ期は1歳半〜2歳頃に始まり、3歳頃に落ち着くと言われています。
ただし個人差が大きく、早い子では生後6ヶ月頃から「イヤイヤの兆候」が見られることもあります。
📊 イヤイヤ期の時期目安
- 始まり:1歳半〜2歳頃(早い子は6ヶ月から)
- ピーク:2歳頃(魔の2歳児)
- 落ち着く:3歳頃から徐々に、3歳半までに大半
イヤイヤ期は「自我の芽生え」というポジティブな成長のサイン。むしろ早く始まるのは、心の発達が順調な証拠でもあります。
我が家のイヤイヤ期エピソード3選

まずは、最近のリアルな出来事を3つ紹介します。
エピソード1:「開けて」と袋を持ってくる
ある日の夕方、お菓子を食べたかった息子は、自分でお菓子の袋を持ってきて「開けて」とおねだりするように渡してきました。
言葉はまだ少ないですが、「やってほしいこと」を行動と短い発語で伝える力が出てきています。
「困った行動」というよりは、「自分の意思を伝えようとしている健気な姿」。少し感動しました。
エピソード2:「やめて」と犬の顔をどかす
お菓子を食べていたら愛犬が近づいてきました。すると息子は不機嫌な顔で「やめて」と言いながら、手で犬の顔をどかすような仕草をしました。
これまでは泣いて訴えていたのが、言葉と動作で「嫌!」をはっきり伝えられるようになってきています。
エピソード3:ボールやリモコンを投げる
一番悩んでいるのが「投げる」行動。ボールはともかく、リモコンや絵本まで投げてしまいます。
「ダメ!」と強く叱るとビクっとして泣いてしまうので、伝え方を試行錯誤中です。
1歳児に効果的だった接し方7選

ここからが本題。実際にやってみて効果があった7つの接し方をご紹介します。
① 気持ちに寄り添う「共感」
「イヤだったね」「○○したかったんだね」と、まずは気持ちを言葉にしてあげます。
1歳児はまだ感情をうまく言語化できません。親が代わりに気持ちを言葉にすることで、安心感が生まれます。
我が家では、犬を払いのけて泣いた時に「びっくりしたね、嫌だったね」と声をかけたら、すぐに泣き止みました。
② 選択肢を与える「2択ルール」
「これダメ!」と言うより、「どっちにする?」と選ばせるほうが効果的でした。
- 「靴は青と黄色、どっち履く?」
- 「絵本とブロック、どっちで遊ぶ?」
- 「お風呂、パパと入る?ママと入る?」
1歳児でも「自分で選んだ」という感覚が満足感につながります。
③ 短い同じ言葉で伝える
長い説明は1歳児には届きません。
「投げないよ」「置こうね」など、3〜5文字の短いフレーズを毎回同じように繰り返すのが効果的でした。
表情と声のトーンも一貫させると、子どもが「これはダメなことだ」と理解しやすくなります。
④ 気をそらす
正面から「ダメ」とぶつかると、お互い疲弊します。
窓の外を指さして「あ、鳥さんだよ!」と話題を変えるだけで、すんなりイヤイヤモードから抜け出せることが多いです。
持っているものを離して欲しい時によく違うおもちゃを渡したりもします。
⑤ 親の余裕を作る
時間に追われていると、ついイライラしがちです。
我が家では「30分前倒しルール」を採用。出かける30分前から準備を始めることで、心に余裕ができ、イヤイヤにも穏やかに対応できます。
⑥ ズレたら修復する
完璧な対応はできません。怒鳴ってしまった日もあります。
そんな時は「ごめんね、待たせちゃったね」と修復する。これが信頼関係を強くします。
心理学のアタッチメント理論でも、完璧な応答でなくても、ズレを修復することで安定したアタッチメントは形成されるとされています。完璧じゃなくていいんです。
⑦ 感情の切り替えを助ける
実は1歳児は、自分で気持ちを切り替えるのがまだ上手くありません。
そんな時、親が笑顔で過ごしていると、子どもも自然と笑顔に戻ります。
我が家では、息子が泣いていても家族が笑っていると、つられて笑顔に戻ることがよくあります。「感情の共鳴」が育ち始めているサインかもしれません。
やってしまいがちなNG対応3つ

イヤイヤ期は親も疲れるもの。つい無意識にやってしまいがちな、効果がない・むしろ逆効果なNG対応を3つ紹介します。
「うちも当てはまるかも…」と気づくきっかけになれば嬉しいです。
❌ やってはいけないNG対応
- 大声で怒鳴る → 萎縮させてしまい、学びにつながりにくい
- 無視する → 「気持ちを受け止めてもらえない」体験になる
- すぐ取り上げる → 自己決定の機会を奪う
① 大声で怒鳴る
1歳児は「怒られた内容」より「怖い」という感情だけが記憶に残ります。
萎縮して泣き止んだとしても、それは「理解した」のではなく「恐怖で固まった」だけ。学習効果はほとんどありません。
繰り返されると親への信頼感が損なわれ、親子の信頼関係に影響しうると指摘されています。
② 無視する・突き放す
「勝手にしなさい」「もう知らない」と突き放す対応も、1歳児には逆効果です。
この時期の子どもにとって「気持ちを受け止めてもらえない」体験は、自己肯定感の発達に影響を与える可能性があると指摘されています。
どうしても疲れた時は、無視するより「ちょっとパパ休憩するね」と一言伝えてから距離を取るのがおすすめです。
③ すぐ取り上げる・強制的にやめさせる
危険なもの以外は、すぐに取り上げると「自己決定の機会」を奪うことになりかねません。
「やめなさい」より「終わったら貸してね」「次これで遊ぼうか」と選択肢を与える方が、結果的にスムーズです。
イヤイヤ期は「自分でやりたい」気持ちが芽生える大切な時期。可能な範囲で意思を尊重してあげましょう。
これらのNG対応は疲れた時ほど無意識にやってしまいがち。完璧を目指さず、「気づいたら次から修復する」くらいの気持ちで十分です。
イヤイヤ期は「非認知能力」が育つチャンス

視点を変えると、イヤイヤ期は非認知能力(テストでは測れない人生の土台となる力)が育つ絶好のチャンスです。
自己主張=非認知能力の芽
「イヤ」と言える力は、自分の意思を持つ第一歩。自己肯定感や主体性の土台になります。
感情調整の練習機会
泣いて怒って、また落ち着く。この繰り返しが感情コントロール(自己制御能力)を育てます。
親子の信頼関係を深める時間
「泣いてもパパは受け止めてくれる」という体験が、アタッチメント(愛着)を強くします。
イヤイヤ期はいつまで続く?
3歳頃から落ち着き始める子が多く、3歳半までには大半が終わるとされています。
1歳半から始まったとして、平均1〜1年半。長いように感じますが、子どもの成長を考えれば一瞬です。
「いつか終わる」と心の中で唱えながら、目の前の子どもと向き合う日々を大切にしましょう。
まとめ:イヤイヤ期は「困った行動」ではなく「成長のサイン」
最後にもう一度、お伝えしたいこと。
イヤイヤ期は「困った行動」ではなく「成長のサイン」。
完璧な親でなくていい。ズレても修復すれば、信頼関係はむしろ強くなります。
「あなたの気持ちを受け止めているよ」というメッセージを、できる時にできるだけ伝えていきましょう。
1歳5ヶ月の息子と一緒に、私もまだ試行錯誤中です。
一緒に乗り越えていきましょう。
参考文献・出典
本記事の作成にあたって、以下の文献・資料を参考にしました。
- 厚生労働省「保育所保育指針解説」(2018年)
- ベネッセ教育総合研究所(乳幼児の生活と育ちに関する調査)
- 佐々木正美『子どもへのまなざし』福音館書店(1998年)
- ジョン・ボウルビィ『母子関係の理論』岩崎学術出版社
- Tronick, E. (2007) The Neurobehavioral and Social-Emotional Development of Infants and Children, W.W. Norton(アタッチメント応答研究)
- 国立成育医療研究センター(乳幼児の発達と心の健康に関する資料)
- 明和政子『ヒトの発達の謎を解く』ちくま新書(2019年)
※本記事は1歳5ヶ月の子を持つパパの体験談を元に、上記文献を参考にまとめたものです。発達には個人差があり、心配な点は小児科医や専門家にご相談ください。

